偏頭痛との上手な付き合い方【痛みの原因を知ってマル秘テクで治療】

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ズキンズキンと痛む頭痛

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偏頭痛は片側または両方のこめかみから目のあたりにかけて脈を打つように痛むのが特徴で、痛み出すと4〜72時間続きます。日本で約840万人もの人が悩まされていますが病院を受診せず我慢をしている人が7割近くいるといわれています。偏頭痛は大きな悩みから開放された時、緊張の糸が切れたとたんに始ってしまうパターンが多くみられます。その他の原因として、ポリフェノールを含むワインなどの食べ物、食品の添加物、騒音やにおい、遺伝、ホルモン分泌バランスの変化などがあげられます。特に偏頭痛は女性ホルモンのエストロゲンの分泌量の変動と関係があるとわかっています。そのため、この病気の発症率が男性より女性の方が4倍高くなっています。エストロゲン分泌の変動によるものを「月経関連偏頭痛」と呼び、月経開始2日前から3日目までに頭痛を発症する人が多いといわれています。特徴は他の時期の頭痛と比べ重症度が高いことで、市販の鎮痛薬では効果があまりでないときがあります。偏頭痛が起こるメカニズムは頭の中の血管がなんらかの原因で拡張し、三叉神経が圧迫され痛みの原因となる物質が放出され、血管の周りに炎症が起きることです。さらに血管が拡張しますます三叉神経が刺激され大脳に痛みとして伝わり頭痛が起きます。また大脳へ刺激が伝わる途中で視覚、嗅覚、吐き気などを司る中枢にも刺激が伝わるために光、においなどに敏感になったりという症状がでてしまうのです。

偏頭痛の治療は薬物療法が中心になります。偏頭痛は「前兆」があるタイプと「前兆がない」タイプに分けられますが、どちらのタイプでも頭痛がある時は偏頭痛の原因である血管の三叉神経の両方に作用があるトリプタン系薬剤を使用します。トリプタン製剤は偏頭痛がひどくなってから服用しても効果が十分に発揮できないため、軽度のうちに服用するようにします。ただし、目の前をチカチカと光るフラッシュのようなものが現れる前兆期に服用しても効果はないため注意が必要です。吐き気を伴うような時は制吐剤を併用します。そして発作を起こりにくくする予防薬として興奮状態を沈静化するCa拮抗薬、脳の興奮を抑える抗てんかん薬、脳に直接働きかけ沈静化するβ遮断薬を服用します。前兆がある偏頭痛は全体の20〜30%しかありませんが、このような場合は前兆が現れた時にエルゴタミン製剤を服用します。脳の血管の拡張を防ぐことで痛みを抑えますが、前兆期でなければ効果はありません。エルゴタミン製剤を服用してから24時間以内にトリプタン製剤を服用することはできないので注意しましょう。頭痛が起きたときの対策法としては、まず光や音の刺激を避け、静かな場所で休みます。痛む部分を冷やすと血管が収縮され痛みが和らぎます。お風呂は血管を拡張してしまい症状を悪化させてしまいます。予兆を感じたらシャワーの方がよいでしょう。偏頭痛はストレスによって起こりやすくなるため、ストレスを溜め込まないようにすることが大切です。他にもまぶしい場所や騒音も原因になるため、サングラスをかけたり、騒がしい場所をさけるなど刺激をさけるような工夫をしましょう。